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メガリスとニトログリセリンの使用注意

2019年11月27日

メガリスの有効成分はタダラフィルというもので、このタダラフィルは日本ではシアリスという名前で勃起不全症に臨床応用されています。
また、アドシルカという名前で肺動脈性肺高血圧症、ザルティアという名前で排尿困難にも臨床応用されています。
メガリスは勃起不全症用の製剤で、日本では厚生労働省の製造販売承認が得られていません。
よって、日本人はメガリスを入手するのに個人輸入の方法を使っています。
そうなると、医療従事者のチェック、指導なしに自己判断で使用することとなるので、慎重に服用する必要があります。
そのような人のためにここでは、ニトログリセリン注の併用と体形が効果に与える影響について解説します。

まずニトログリセリンについてですが、これは硝酸薬に分類される医薬品で、メガリスとニトログリセリンの併用は禁止されています。
それは血管拡張メカニズムが似ていることに起因します。
血管が拡張する時、血管壁から一酸化窒素が放出され、その濃度が高くなるとグアニル酸シクラーゼという酵素が活性化します。
これはサイクリックGMPの産生を促進します。
サイクリックGMPには血管拡張作用があるので、その濃度が高まると拡張します。
ニトログリセリンは外部から一酸化窒素を補充する薬で、メガリスはサイクリックGMPの分解を阻止する薬です。
このように作用点が似通った薬が併用されると、作用が過度に増強される恐れがあるため併用禁忌となっています。

また体形に関してですが、太っている方の方がメガリスの効果は出にくいです。
太っている方は生活習慣病を抱えている場合が多く、血糖やコレステロールの影響で動脈硬化が起こりやすくなります。
動脈硬化が起こると、血管が薬により拡張しにくくなるため、効果の減弱が考えられます。